
30歳を過ぎて、婚活や結婚・出産・育児でお金が必要。でも給料はあまり増えない。転職するのがいいのか、副業するのがいいのか悩むな・・。
30代に入って今の仕事や生活にそこそこ満足してはいるものの、年収を上げたいのは誰もが当たり前に思うこと。
30代は結婚や住宅購入などライフイベントで支出が増える時期です。
年収を上げるには、転職と副業どっちがいいのか?
私自身も2度の転職経験と副業で稼ぐことも経験。
双方のメリットとデメリットと私自身の結論をお伝えします。
転職が向いている人のタイプ
まず、転職が向いている人は以下のような方です。
- 転職理由が明確でポジティブ(前向きなキャリアアップ、ジョブチェンジ)
- これまで培ったスキルを次の仕事に活かせる
- 条件は問わず、スタートアップで働いてみたい
- 勤務時間など具体的な条件があり、現職だと会社が応じてくれない
大前提ですが、転職理由が明確でポジティブであることは絶対です。
前職の仕事が嫌で転職しているケースだったとしても、
「具体的にこういう目的でこういう仕事がしたい。私はこういう経験とスキルがあるので、それが企業のこういう部分に貢献できる」
というビジョンとファクトの両方を持っておく必要があります。
ネガティブな理由で退職したとしても、伝え方次第で何とでもなります。
私も実際にベンチャーの短期的な計画に振り回されるのが嫌で、もっと体系的に学びたく大手のIT企業へ転職しました。
そのことも面接段階ではっきり伝えていましたが問題なく内定は出ています。
転職のメリット

転職のメリットはほぼ無限にあります。
特に転職未経験の方ですと、前職に無かったGOODな点は全てメリットと感じるからです。
これまでの人生と比較して、「新しく得られること」が多いのが転職の効果でしょう
- 短期的に年収アップが見込める
- ボーナスや賞与の出る会社を選べる
- キャッシュがすぐにほしい人は年俸制の会社を選べる
- 上場前のスタートアップはストックオプションに期待できる
- 今までにコネが無かった新しい人間関係が築ける
- 新しいスキルを身につけられる
- 企業理念や社風に共感できる会社を選び直すことができる
- 残業が少ない会社は資格取得の勉強やプライベートの時間が捻出できる
- 在宅勤務やフレックスの働き方を選べる
- 次の転職に備えて、市場価値を高めることができる
上記の中でも私が思う転職の一番のメリットは、自分の市場価値が分かることです。
前職では様々な事情で年収が定義されていましたが、同じスキルで他の会社に行くと待遇が全く違っていたりします。
転職時の提示年収額を市場価値として捉えると、自分の客観的な価値が分かりますし、実際に年収アップも見込めます。
正直、自分の適正年収ってわからないとおもうので、dodaの出している「ミイダス」というサービスで調べてみてください。
ここで規定された年収の案件オファーが実際に貰えることもあります↓↓
転職のデメリット・注意点
- 一般的に試用期間が3ヶ月あり、ボーナスや有給が付与されない場合あり
- 年下の上司の元で働く可能性がある
- メンターや先輩がいない。誰も教えてくれない。
- 高い年収で入社すると期待値が上がってしまう
- 面接で聞いていた話と、実業務にギャップがある
- 職場の雰囲気になじめない可能性
- 企業理念の見せ方は上手いが、現場には浸透していない
- その会社でしか通用しない独自ルールを覚えないといけない
- 入社直後は勝手がわからないので、前職よりもストレスが増える
- 将来何がしたいのか見えなくなる
私の周りの転職経験者と話していると、新しい会社でのルールや人間関係になれるまでのストレスが非常に大きいことがあるようです。
一方で、仕事のやりがいには満足している人が多いようです。
初期コストが高い分、その後一定期間働かないと元が取れないので、短くても2年程度は新しい職場で働くことをオススメします。
私の転職エピソードをこちらに詳しく書いてます↓
転職しようと思ったら案件探しからなので、とりあえずリクルートエージェントに登録して探して見るといいと思います。
実際に面談するのは1回でもいいので、案件が多い大手エージェントに登録しておくのはありです。
外資系大手の案件ならランスタッド(業界大手)やロバートウォルターズ、またはGAFA系は自社採用サイトで募集しています。
そもそもなぜ転職したいのか?
今の仕事で年収アップはできないか?
はっきり言って短期的(今月〜半年以内)には大幅な年収アップは無理です。
というのも、社内で同一の職級の人と横並びで評価される企業が多いので、特例で一人の給与を上げることは社内的にはリスクの方が大きいからです。
退職交渉をした結果、年収が上がった(月収のベース給を引上げに成功した)例はよく聞くので交渉する価値はあるかもしれません。
成果主義の仕事は例外で、例えば営業職の目標契約数が大幅達成すると、給与に大きく反映されるベンチャーもあります。しかしそれはかなり特例です。
副業が向いている人のタイプ
副業が向いている人に共通してるのは、忍耐力があり長期的な利益のために苦労を惜しまないことです。専門スキルがあるかはあまり関係なく、マインドの方が関係していると思います。
下記のいずれかに当てはまる人は副業向きと言えます。
- 継続する努力を惜しまない
- 本業で安定した収入がある
- 時間に多少余裕がある
- 人脈がある
- 専門スキルがある(プログラミング、デザインなど)
楽して稼ぎたい人は、情報商材の販売やFXも選択肢にあると思います。私は興味がありません。
なぜなら自分の市場価値向上(スキル、ノウハウ資産の蓄積)に繋がりにくいからです。
副業のメリット
- 単純に収入が増える
- 初期費用がほぼ不要
- ネット副業の場合、煩わしい契約などはほぼなし
- 隙間時間を有効に使える
- 場所にとらわれずに働ける
- 好きなことを仕事にできる
- スマホ1台で開始できる
- 1人で作業ができる(自分のペース)
そもそもなぜ副業したいのか?

副業したい理由を突き詰めていくとお金ではないことに辿り着きます。
例えば副業して、世界一周旅行したいとします。
副業したい→本業だけだと足りないのでお金を稼ぎたいから→副業で稼いだお金で旅行に行きたいから→人生をもっと楽しみたいから
人生をもっと楽しむために副業をしているんですよね。
そう考えると、副業収益がいくら出た、いくら稼いだというのは手段でしかありません。
それを通じて人生がもっと楽しくなるのかどうかが求められます。
お金を稼ぐことは簡単なことではありませんし、副業を拡大していくほど時間を消費し、ストレスも溜まります。
人生はどんどん楽しくなくなる可能性も大いにあります。
長期的な利益を得るためには、自分の好きな分野の仕事を副業にして、金銭以外の報酬のために継続していくことが健全だと私は考えています。
困っている人を助けたい、情報が流通していないことを発信して笑顔になってほしい。
そういう動機付けが先に来るはずです。
何のために副業をやるのか?
そうすればブログやアフィリエイトで収入が上がった下がったで一喜一憂しなくなりますし、本来の目的に向かって日々積み上げをしていくだけです。
転職と副業どっちがいいのか、というと人生をどう過ごしたいのか次第です。
私の場合は両方経験することで人生がもっと豊かになると思って両方経験しました。
転職はまたするかもしれません。
メリットとデメリットを理解した上で両方を実践することでしか、答えに近づくことはできません。
お金を増やすには、収入を増やすか支出を減らすしかない
お金を増やしたいという目的で考えれば、収入を増やすか支出を減らすかの二択しかありません。
これを項目ごとに分類すると10個に分かれます。
転職と副業もその選択肢の1つです。それ以外の施策も組み合わさって、可処分所得(使えるお金)が増えていきます。この点はまた次回のブログで説明していきたいと思います。
